hidden design

大阪市で働くデザイナーのブログです。ポートフォリオ→https://hiddendesignsite.wordpress.com/

花を燃やすアート

蒋志(ジャン・ジー)というアーティストの「ラブレター」という作品がタイムラインに流れ、目を奪われました。花が燃え尽きる瞬間、以前を捉え、作品として見せたといいます。

火とたったひとつの花が逢うことによって想像を超える何かが起こり、それを観察することでおそらく想像つかない感情が生まれる。それを自分はどう解釈するだろう。

あるひとが、ひとりで、花を燃やすという行為をしたのだ。それがどうなるかを、見つめつづける時間をもったのだ。と、はっとする。

蒋志は以前の作品では、〈単純な動作で現実を理解するための注釈〉として、私たちが見ているもの、それが持つ意味への知覚を、一瞬の内に破壊/再生したとのこと。

 

ほんとうにしんどいのです、しんどい世の中だ、と思う。自分の身の回りにおいても、細い糸でつながっているようにも思える、会ったこともないしこれからも会うこともないだろう誰かや環境においても。どうしたらいいんだろう。どうしてきたんだろう。と思う。日々、自分は洗濯物をほんとうにたたまないなあとがっくりしたりするなか、何かが終わったり何かがしかたなかったり、何かに助けられたり、何かを真実だと感じたりするなか、わたしは、こういうことを考えていたいと思う。花を燃やすという行為やその周辺、その直截的な思いに気付いていたいと思う。目の前に見えるしんどさは、もうすでにわたしたちが考え(考えず)してきた行為の結果であって、その過去に向き合おうとしてもごみを積み重ねていくような結果になりがちだと思う、賢くなければ。これから、何を見つめるのか、という大きなぼんやりとしたことを、思い出すように考えていたいと思う、個人的に、わたしが誰でもいいので、わたしが。