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大阪市で働くデザイナーのブログです。ポートフォリオ→https://hiddendesignsite.wordpress.com/

駆け引きの意味

これを、駆け引きというのじゃないかな、という感覚があった。自分と相手のあいだにぎりぎりある言葉、そこをもう、すこし無視して、相手に伝わらないかもしれない、でも自分にとってはこうとしか言いようがない、という言葉を使って、なんとかして「どうしたいのか」を知ろうと、一生懸命やりとりをしきったあとのこと。想像もしていなかった言葉がかえってきた。相手のかかえることで、わたしには入りようがないことについての、絞り出すような言葉だった。

方向や質問がぐちゃぐちゃになり、本質的にかかえていることを絞り出すしかない、この、共有している状態を抜け出すために。

そう、お互いに無意識下で思っていたはず。

何かにかられて、自ずと駆ける言葉を投げたら、のこされた体がぱっと引く余裕ができている。知らず知らず。そこを器として、心が飛び込んでくることがある。それは飛び込んでこないと、心をかたちにして飛び込ませた本人も、器になった体の持ち主も、わからない。何も。目に見えたことは良いことなのか悪いことなのか、目に見えたからどうというわけでもない。でも、どうしてか、かたちにすることができなかったものなのだ。自分の心として抱え込んでしまって、そこに置くことができなかったもの。