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大阪市で働くデザイナーのブログです。ポートフォリオ→https://hiddendesignsite.wordpress.com/

しるし、秘密、ビジネス書

中西夏之のふるえる線。何かをスケッチしているのだけど、それを見る人には絶対に分からない。ミショーのスケッチもそう。わたしたちはその説得力と秘密めいた雰囲気に惹かれる。どうしようもない説得力があるのは、「絵に表す」ということに魔力がやどっているからで、作者がそのことをよく理解し、描いたときに「人」じゃなかったから。雰囲気もそこからくるもの。本人からすれば、きっとあからさまに秘密を描き記しているのだと思う。重大な、非常に個人的な、あなたやわたしや過去や未来をすべて広げて平面にした、ひとつながながりのあの秘密について。

 

ビジネス書をいくつか読んだ。どれも、具体的なことが書かれているように見せておいてしごくまっとうな基本的なことを改めて記したものだと思う。煽りに見えるのはこちらの弱みからそう感じるのだろう。じらして遠回りして書くところ、効果を大きくうたうところは、やっぱり人の心理をついているのだろう。広告的な意味で。こういう類の本の意味は、いくつか読んでその気になるという意味、そういうルールに慣れるという意味があるんだろうなと思う。これも、秘密がそこに書かれていること。でもそこにいない人は気付けない。それでそんなに読まれるのだろう。「大きな目的をもって、経済の理由や効果をよく理解して、人と時間を信用すること、働くこと」。まとめるとそんなだったと思う。思う。でも、自分が理解できたかできていないか、やってみないと分からない。