hidden design

大阪市で働くデザイナーのブログです。ポートフォリオ→https://hiddendesignsite.wordpress.com/

「たたかう」のほんとうの意味 ものごとが上手にできるようになるために

Jリーグの試合を息子と見に行きました。プロフェッショナルとはこういうことか、と思ったポイント。

 

●「たたかう」フィールドが高い、違う

選手たちは「たたかう」ことの把握の仕方が違う。目に見える相手に勝つことがたたかうということでは、やっぱり、ないです。もっと抽象的な何かと全力でたたかっている姿。

「相手を負かそうとする」こと、人。よく見るし自分にもそんなところはあるはず。それは、たたかうことではなく、現状に拘泥することだなと思います。また、「自分とたたかう」というのもやはりちょっと違う。

結局、目に見えるものしか見ないあいだはお話にならない、たたかうフィールドに立てないんだと思います。

フィールドに立つ人は、すでに現在の自分にはこだわらず、大きなもの、「サッカーの神様」といってもよいものを、まもるためにたたかっているのかもしれません。

だから、物理的にたたかっている相手にも敬意を払い、いい試合ができ、お互い高め合うことができるんだと思います。

ベタな言葉でいうなら、自分を超えるためにたたかっている感じ。全員がそうなので、ドラゴンボールとかの空中戦を見ているような感覚になりました。

こちらの神経が研ぎすまされていくような、しずかな興奮。

 

●技はその場で編み出すもの

誰でも、自分だけの「技」をひねり出すことができる。ゴール前直前にきた相手のボールをヘディングでディフェンスした選手がいました。

(それはとくに「技」じゃないのかもしれないけど。また、全体的にヘディングをこんなに普通に使うんだと、それも感動しました)

集中をはりつめた状態で、「今」「この事態を」「自分がどんな状況であっても」なんとかしなければならない、というときに、うまい人は技が自ずと出るんだと思います。

「技は盗むもの」といわれるけれど、「技を盗む」という目的で盗もうと観察しているのでは、盗めない。言葉の本質をよく理解しないとなと思います。

 

●目に見えないところで動きまくる

スローイン時、スローイン前の選手たちの熾烈な動き。ボールを相手にとらさないための、あり得るかもしれない未来のためにできることを全部やる意気。

 

●準備と諦めを高速で繰り返す力

サッカー選手はずーっと先のことを考えつづけながら、集中を保っています。息のあがらない体力的な持久力もすごいけれど、精神的な集中力の途切れなさがほんとうにすごい。

目が全身についていて、どんな気配も察知し、速攻で反応する。その方法が駄目だと分かったらすぐに切り替えて違う手を打つ。そのときすでに次の次の次くらいのゲームの動きを見ているはず。

常に何があってもいかようにも動ける準備と、自分の行為にこだわらず諦め、切り替えてどんどん先へ進むしなやかで強靭な力。

自信がないとこんなことできないな、過去をみてもほんとうに何にもならないんだな、ましてや幸せになど。と思いました。

 

●受け取る、止める、決める、待つ

「攻める」ことは、〈ものすごくわけのわからない状況を「受け止め」「止め」「決める」こと〉だと思いました。

そのためには、何より基本を自分の血肉にして、待つということが大切なのでは。

 

●自分のいる場所が気持ちいい

スタジアムは最高に気持ちのいい場所です。空の色が変わっていく様子がありありと分かり、歓声と興奮が腹の底から伝わってきます。

試合が「見える」感覚はうまくなるほどおもしろいだろうし、魅力にとりつかれているサッカーというものに全身全霊で取り組めることは幸せだと思う。しかもそれが他の人をこんなにもいろんな感覚に目覚めさせ、何かをつかませる力であるということは。

この、自己を了解し、なお更新していく感覚は、いちど経験したらやめられないだろうな。この「やめられない」感覚が、いつも自分を助けてくれると思うし、大きな原動力になると思います。

 

 

プロフェッショナルとは、「たたかい、結果を出し続ける」ことができることをも指すと思います。

自分をどんな環境に置くかを知ることが大事だなと思いました。

とにかく感動しちゃった。