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大阪市で働くデザイナーのブログです。ポートフォリオ→https://hiddendesignsite.wordpress.com/

印刷加工連のかっこいいPV

inkaren.com

 

PVがすごくかっこいいです。

音や感触で素材の声を聞き取り、命を吹き込んでいく丁寧で無駄のない行程。

落ち着きます。

 

わたしはまだまだ自分の仕事の突貫工事みたいな側面に踊らされがちだったり

条件や制約に飲まれて視野がせまくなりがちだったり。

「できる範囲」「今結果が出る価値」といったものに囚われていること。

時間やリスクに対する不安に囚われていること。

自分で切り開いていくということを忘れがちなこと。

PVを観たあとそんなことも思わされました。

 

 

うれしかったのは、ギブソンが「情報」の最後の項に「表現」を置いた意味が肚落ちした感覚があったこと。

自分で見えている世界を創っていくこと。あたらしく独自の価値を吹き込む主体として、力や技術を見つけてつかっていくこと。

「交換」や「価値」といったものがあらかじめ「ある」とされていることを

ひとつの可能世界として脇に置いてみる時間をつくってみることくらいはできるはずだし

そうしないと、、と思います。

 

 

この人は写植の仕事、この人はたぶん印刷の営業さん、この人はカメラマン…

けっこう、雰囲気や体格でデザイン周辺の人の職業って分かります。

それだけ、ひとつひとつの仕事は人を形成してしまうということでしょう。

自分の生活や考えていること、気になっていることと、自分のつきあっている仕事とは切り離せないもの。

自分のなかでのいろいろな課題について、まとめて慰藉や転換のきっかけとなるような映像でした。

 

 

すかすかした仕事はぜったいしない、嫌な言葉も嫌な表現もぜったいしない、

表現で情報を変化させてつくり出し、渡していく。受容できる存在になる、というようなことを思います。

 

(今は。)

 

 

見たり、読んだりすることで世界をひとつひとつつくっていくのではないか。

ソフィ・カルの〈盲目の人々〉という作品などを思っています。

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