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大阪市で働くデザイナーのブログです。ポートフォリオ→https://hiddendesignsite.wordpress.com/

アクセント、集中、つづけたくなる − インプットとアウトプットのメモ

なぜインプットが大事か

なぜインプットが大事か。

これだけ情報まみれだと、放っておいてもインプットはできているような気がします。

でも、実はインプットしている中身がすかすかなのでは、という怖さはあります。

 

いつも何に時間がかかるかというと、やりとり。

情報を遮断して作業する時間を30分でもとることで、

集中でき、案外するするっとページものであろうと形にはできるものです。

土台ができたら、肉付けしたり、引いたり、かけたり、割ったりという詰め方をして

整えと崩しのあいだを遊蕩して決めていきます。

(グラフィクデザインのときは立体感を意識していて、

webデザインになると平面的、俯瞰的な感覚を使うような気がします。まだ数をこなしていないので何ともいえないけれど)

 

LINE的にがんがん積み重なり蛇行するやりとりに翻弄されることも防ぎたいし

限られた作業時間に集中して決めのデザイン、飛躍のデザインをしていくようにしたい。

 

だからこそ、普段からのインプットの質を意識することが大事でしょう。

量を減らし、選択するということも。

 

 

 

どんなインプットが大事か

ほんとうは、ぱっと外へ出てギャラリーにでも行く、

本を持ってカフェにでも行く、

近所の行ったことのない路地を歩くだけでも、

目を10秒閉じるだけでもぜんぜん違うのですが。

ネットなら

Behance

とか

Pinterest • 世界中のおしゃれアイデアまとめ

とか。

ほかにもたくさん、ありそう。

 

 

 

インプットしたらざわざわするものをアウトプットする

ランダムに。

https://www.behance.net/gallery/24255567/The-Nordic-Food-Truck

大きな物語をつくり、ひとりの人間を設定し、そのターゲットに寄り添い、その人の生き方を尊重しつつ、そこに最小限の必要な転換のきっかけ、隙間を送ろうとしている。

転換のきっかけや隙間をアクセントとして提案しているように思います。

ひとりの人間には厳しく限られた生活があり、淡々と、でも繊細に、せき止められつつ流れる心情があり、美を見出だしたい衝動や息を吐きたい思いがある。

アクセントはそんなひとりの心が浮き立つきっかけ、また落ち着くきっかけのきっかけを、そこに沸きたたせる役割をもっているでしょう。

見せ方も勉強になります。

 

 

https://www.behance.net/gallery/30885149/IM-PROFIL

「横顔」のことを自分が考えているので気になったページ。人は「もの」や「こと」の輪郭を本来そのときそのときの情況によって自由に設定することができるはず。

これはたとえば線を主役とした作品のように感じられます。身の回りのことに働く意識を、丁寧に順を追って見えない線に沿わせていくと、ページができ、見えない面が立ち上がる。

 

 

https://www.behance.net/gallery/42937395/Minds-Ripen-Series-30-40-50-60-70

アジアのデザインは「線」をとてもモチーフとして道具として信頼しているように感じます。「つづけたくなる」「(自分がかつて思っていたこと、言語化できないままでいることを)つづけてくれていたのだ」と感じさせる世界を立ち上げるところに、表現というものの醍醐味があるように思います。

 

 

常にインプットとアウトプットを意識して、丁寧にひとつひとつ見逃さないような呼吸をおぼえていくこと。実践をとおしてそうすることが、だいじ!とあらためて思ったここ数日でした。

 

 

剽窃家というのは、他人の養分を消化しきれなかった者の謂である。だから彼は、元の姿の認められるような作品を吐き出すのだ。

つまりオリジナリティというのは、胃袋の問題でしかない。

ポール・ヴァレリー堀口大学・訳『文体論』